「なぜ頭で分かっている事が行動に移せないのか?」
今までに私は企業の大小を問わずに、経営者が抱える問題解決に取り組んできましたが、うまく行かないことも多々ありました。経営課題のテーマ設定を見誤ったことや、当事者の共通認識が十分に取れていなかったことも原因だと思います。
しかし、一番肝心なことは、新しい取り組みをまわすための仕組みづくりのほうにばかり目が行き、当事者、特に経営者の気づきや、物事に対する見方や心構えについて十分なサポートが出来ていなかったということでした。
それは、現在、私が自分の会社で日々の経営課題に試行錯誤しながら取り組む中で、実体験として感じています。
「現状を変えたいと思っているが、どうしたら良いか分からずモヤモヤしている。」
そんな経営者は多いのではないでしょうか?
それは、過去の経験則に縛られたり、周囲の環境を言い訳にしているからではないでしょうか?これは、自分らしい働き方を探している方にも通じることです。その壁を取り払うには、自分自身と向き合い、目標に向けた行動を繰り返していかなければなりません。
「コーチングは、感情と行動に働きかけるコミュニケーション」
そこで、個人が成長するための気づきを得る手段として、コーチングが出てきます。
コーチングでは、対話を重ねることを通して、コーチを受ける方が目標達成に必要なスキル・知識・考え方を備え、行動することを支援していきます。それにより、上司や他人に依存するのではなく、自主的に積極的に行動できる人材が育っていきます。
コーチは、クライアントの目標達成に向けて
• 認める
• 聴く
• 質問する
• フィードバックする
• リクエストする
クライアント(コーチングを受ける人)は
• 自分の思いを正直に話す
• 考える、質問に答える、感じる
• 質問する
• 納得する
• 行動する
これらのサイクルを通して、クライアントはいろいろな気づきを得て、行動につなげていきます。
自分で話した言葉を自分で聞くことで、「あぁ、自分はこんなこと考えていたんだ」と気づくことがよくありませんか?
話してみて初めて自分の考えがクリアになっていくのです。
コーチの語源は、「馬車(coach)」からきており、そこから新たに「大切な人を現地まで送り届ける」という意味が生まれました。
人を目的地まで運び届ける乗り物を表すことから、「クライアントの目標達成をサポートする人。あるいはそのスキル」と言われています。
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